なまけもの絵本館のブログ

絵本の紹介と子育ての話、いいねより、コメントをしてくれると励みになります

『ようこそ!子育てキッチンへ』を読んで

私は料理が下手です。大人になった今でもこわごわと料理をしています。
だから台所に入ってくる子どもたちが怖くて仕方ない時があります。
だけど手伝いはしてほしいし、子どもたちの好奇心を認めてあげたいです。
何か頼りになるかなと思って読んでみました。でもレシピは最初だけ!
ほとんど文字ばかりの作者の文章でした。だけど書いていることは結構ためになりました。
特に「ほめるおだてるのは子どもをコントールしたいだけ」という話には驚きました。
子どもは「上手」とお世辞を言って欲しいのではなく、頑張りを見て、
その結果を共感してほしい。その通り、子どもは頑張っても上手にできないことが多い。
それを上手上手とほめても、他の人に比べて上手じゃないことぐらい子どもでもわかる。
だから褒められても怒るばかり。失敗しても上手くいかなくても、どうしてそうなったか、
どうすれば上手くいくのかを話し合い、共感してあげることが大事。
他にも好奇心を止めるとどうなるのか?いたずらはなぜするのかなど、
結構面白い話が満載です。読むと、作者に一度会いたくなりますね。

11月14日から11月21日までかりた絵本 『しかしか』

我が家の年長になる長女は、なぜか歯医者のお話が大好きです。特にシカ先生の話が。
ダジャレ満載で、いろんな歯の問題を解決していく今回の絵本は
人間の男の子を助手に、ヘビや一角などと言った変わった患者が登場します!
さて、どんな問題が発生し、どんなふうに解決していくのか、とっても面白い絵本です。

森の奥深くに変わった病院がある。そこは夜だけやっていて、変わった患者がやってくる。
一人目は首に大きな襟巻を巻いた着物美女、襟巻をとるとなんとろくろっくびが!
しかも先生や看護師はみんなタヌキ♬そう、ここは妖怪のための病院。
おっちょこちょいの妖怪の患者を優しく迎えてくれるタヌキ先生の絵本です。


森に赤い本が落ちていました。でも動物は本など見たことがありません。
だから読むのではなく、頭にかぶったりお布団にしたり…
動物がとっても可愛らしくて、面白いです。

部屋の中なのに雨が降ってる?いいえ、小さな北風の涙です。
小さな北風ははぐれて、皆に置いてかれてしまったらしい。
かわいそうに思った女の子は、北風と一緒に暮らすことにしました。
でも小さな北風は結構いたずらっ子で寂しがり屋。さて、家族に会えるかな?


児童書です。ちょっと難しめだけど、結構面白かったです。年長の長女も理解できました。
ただ残念だから、空想的な物語ではないです。ウサギの仕立て屋が出てくるのかな…
と思ってたけど、森の動物が冬をどう過ごすのかという話でした。
一人で育ったこウサギは冬の過ごし方を知らない。周りにウサギはいないのか、
出会うアナグマやリスたちは自分の過ごし方、つまり冬眠の仕方を教えるばかり。
でもこうさぎは冬眠が楽しいとは思えない。さて、こうさぎはどう過ごしたのか?

リスのソレルは初めて親友に会った。親友はソレルのことを何でもわかってくれる。
何でもおんなじ、って楽しいなと思っていた。でも親友の家に泊まりに行ったら、
その家は自分の家とは全然違っていた。違うことが恥ずかしいと思い始めて…
さあ、二人は元の仲に戻れるのか?素敵な結末が待っています。
こんな家に住めたらいいなって、感動しちゃいました♬

優しい絵とリボンのコントラストがとってもかわいい絵本です。
かわいいリボンに憧れる小さな女の子、でもまだお姉ちゃんみたいに上手に結べません。
そしたらアリや雀が助けてくれて‥


来年はウサギ年です♬子どもの絵に何を求めるか

この絵、何の絵だと思います?年長の長女が幼稚園で描いたものです。
ウサギです。長女は動物が大好きで、中でもウサギが一番好きです。
干支も好きで、ウサギ年が来るのをまだかなと待っているほどw


子どもの絵を見て、皆さんは上手にしようと思いますか?
私は思いません。小学校高学年に上がるぐらいまでは、自由に描かせてあげたい。
ウサギだから、白とか茶色とかという概念は捨ててほしい。
好きな色を好きなだけ使って楽しく、自分の想像を広げて描いてほしい。
だからなのか、私の子どもたちの描く絵には沢山の色が使われたものが多い。
常に色々な絵本が隣にあり、毎日のように読み聞かせているおかげか、
下手な絵や変わった色使いでもまったく気にしない。
絵本の中には、子どもみたいな絵の絵本も沢山あるから。
ただ楽しく書いてほしい。みんなに褒められなくても認めてもらえなくても、
楽しければ満足するものだと思う。だからそう常に言っている。
私も絵が上手なわけではない。だからこそ、お話を作りながら楽しく描いている。


児童館でボランティアをしているといろんな親が来る。
こどもと一緒に遊んでいる親も多いけれど、
子どもに独りで遊ばして携帯している親も多い。
この間も驚いた親がいた。身長計体重計が出ている日で、
計りたい親子はスタッフが手伝いますよって日。
2歳ぐらいの男の子を計りたいらしい。父母両方そろっているめずらしい形。
でも男の子は遊びたいのか、健康診断みたいで怖いのか、計るのを嫌がるばかり。
だけど親は計りたいらしく手伝ったんだけど、男の子は泣き出してしまう。
そしたら母親は優しく声をかけるのでもなく、携帯を取り出して動画を見せた。
しかもその男の子が泣いている動画。。。男の子は一瞬固まってしばらくて泣き出す。
いつもはきっと泣き止むんだろう。でも声をかけた方が‥言わなかったけど…
いろんな親がいて当たり前だから何も言わない。だけど、やっぱり子どもは見てる。
昨日寝る前に小学3年の長男が言った。自分は9時に寝るのに、友達は11時まで起きてる。
友だちはゲームをして寝るのが遅くなるらしい。驚いたけど聞き流した。
確かに9時は早いと思う。でも年長の長女は9時に寝かせたい。
長男も9時に寝るからこそ、6時にすんなり起きれるのだ。
毎日元気に学校に行って、毎日沢山遊んできてほしい。
ゲームをしたいと騒ぐことはうちでもある。だけど一時間と決めている。
それも寝る前でなく、夕ご飯の前と必ず決めている。
寝る時間もゲームに対しても厳しいと思うこともあるけれど、
この頃子どもたちは何も言わなくなってきた。子どもたちはちゃんとわかっている。
時間を決めるのは自分たちのためなのだと、だから私が厳しく言っても納得してくれる。
今までケンカも沢山した。沢山子供を泣かした。でもその都度、きっちり説明してきた。
だからだろうか、この頃なんとなく落ち着いてきたような気がする。
さほど、わがままも言わなくなった。まあ、まだまだいたずらはするけれどw