育児書『2才児イヤイヤ期の育て方』
『2才児イヤイヤ期の育て方』佐藤眞子
先日読み終えた育児書です。文字は多いけれど、専門的用語は少なく、
見開き1ページで、話が伝わるように書いてあるので、空き時間に読みやすいです。
自分の子どもたちや、ボランティアで関わっている子たちに、
当てはまる行動が沢山紹介されていて、とても勉強になりました。
少しだけ抜粋すると‥
★「いや」という行動は、子どもが自分自身をとらえていくために、
とてもたいせつな働き
★自分なりの解決法が作り出せるように、大人は援助してやりたいものです
★「もう大きくなったんだから」などといわないで、
ときにはうんと甘えさせてあげることも必要です。
自分はとても大事にされているんだと感じたら、また2才児としてがんばれるはず
など
特に「時には甘えさせてあげることも大事」というのは実感します。
児童館にくる子は上が2歳から3歳、下は赤ちゃんという二人が結構多いです。
上の子も見て、下の子も見てというのはとても大変なので、
児童館にいる間だけはと思い、私はこういう子たちを中心に見ます。
先日下の子が赤ちゃんで、上が2歳後半の女の子が来ました。
その女の子は自分のことは自分でやり、わがままもあまり言わない子です。
その日もおもちゃの取り合いで、とられても何も言わなかったり
怒られても黙っていたり…帰る時にそのことをほめてあげました。
その子は何も言わなかったけど、親に感謝されました。
すると、その子は靴を履かせてほしいと、何も言わずに親の前に足を出したのです。
親は「いつもは自分で靴を履くから」と、履かせようか迷っていました。
でも児童館に来た時に甘えたがる子は多いのです。
児童館には靴を自分で履けない子が沢山来ます。私が靴を履かせることも多いです。
私が履かせようかなとも聞きましたが、その子は黙っていました。
多分親に履かせてほしいんだなと思い、抱かれている赤ちゃんが寝ていたので、
「赤ちゃんが寝ている時ぐらい甘えさせてあげて下さい」と言ってみました。
親はすんなり履かせてあげて、その子はにこにこになりました。
児童館で遊んでいるのに暗い顔をしているのが気になっていたので、
とっても嬉しかったです。こういう風に気持ちが通じ合えると、
ボランティアしていてよかったなあって思えます。
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