泣いてもいいんだよの育児を読んで
『泣いてもいいんだよの育児』峯田昌(みねたあつよ)2021年12月自由国民社
まずは一言。難しい本だ。言いたいことはわかるし、できたら実現したい。
でも狭い空間の中で、赤ちゃんを泣かすことは可能なのだろうか。
人とのかかわりが薄い中で、適度に頑張って
人に頼ることも大事だということを自分で理解し周りにわかってもらえるのだろうか?
保育士やママだけが読むのでなく、パパや祖父母という子育てに関係ある人だけでなく、
すれ違う人、強いて政治家や会社の社長みたいに全く関係ない、
全国民に読んで理解してもらえたら、育児はもっと楽になるし、
育児休暇や出産増加などにもつながってくるような本だった。
もう少し感想を。目から鱗だったので、思いがあふれてきちゃいました。
産声は喜ばれるのに、普段の泣きが喜ばれないのは何でだろう?
赤ちゃんは泣くのが仕事、という言葉はみんな知っているはずなのに、
赤ちゃんが泣き出すと一方的に怒ったり困ったりする人が多いのはなぜでしょう?
泣き声が聞こえないように、窓を閉めたり他の部屋にいったり、ドライブに行くなど。。
そんなことはしないで、外にも父親にも聞かせて、
大変さを共感してもらうべき、そうしなければ母一人では大変だ。
母一人で頑張ってると、子どもも頼ることを知らず一人で頑張ってしまうになるかも。
母親が赤ちゃんの泣きに答えてあげるのは大事だけど、
必ず理由があるわけでも応え方の正解もない。
時には一緒に泣いて、一緒に眠って、時には人を頼って、ゆとりをもって、
育てていけば人に頼れる、人に意見を言える、人を許せる世渡り上手に育っていくはず。
そして赤ちゃんが泣きたい時には泣かせて、みんな一緒にあれこれ考えてあげれば
きっと愛情ゆたかな、優しい子に育つんだろうな。
正解がないんだから、完璧な親なんてどこにもいない。
赤ちゃんが泣かない方が心配。泣いているのはただ話しているだけ。運動しているだけ。
沢山泣かせて、沢山話を聞いて、周りの人に沢山話を聞いてもらって、
それがきっと正解につながる一番の道なんだろうな。
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