なまけもの絵本館のブログ

絵本の紹介と子育ての話、いいねより、コメントをしてくれると励みになります

勝手を支えるのが大人の仕事だ『まって!まって!』『なすのぼうや』

今日は火曜日、乳幼児ボランティアの日です。
今日、子どもたちはなぜかやる気でした。
だから朝の支度はいつも以上にはかどり、珍しく全員時間通りに出かけていきました。
いつも登校班に遅れてしまう長男も間に合い、次男と一緒に登校しました。
次男とかくれんぼしながら楽しそうに、登校班のメンバーを待ってました。


ボランティア先は、微妙な天気のせいか、空いてました。
それでも新規やら常連さんやら、10組ぐらいの人が利用してくれました。
常連の子たちはいつもと変わらないようにはしゃぎ、走り回っていました。
新規の人たちは、早く雰囲気に慣れて、いろんなおもちゃで遊んでくれるといいなと
愚痴ってました。でもそんなすぐに乳幼児は慣れることができません。
まずゆっくりのんびり周りを見て、あるいは歩き回って触りまくって観察し、
自分の好きなものをみつけたり、自分の遊び方を考えていくものです。
慣れるのには時間や大人の助けが必要なんです。不安な時はそれに答えてあげないと。
でもそれを大人が気づき、助けてあげるのはとても難しいこと。
そして気づくだけでなく、信頼関係も築いて行かないと。
3年目に入って常連の子たちには信頼関係がだんだん築けてきていると思う。
今日も、転んで痛がっていたから、「いたいいたいのとんでいけ」っておまじないしたら、
笑ってくれたし、親が離れている時に抱っこしても暴れられなくなってきた。
でも新規の子に取り入るのは難しい。無理に近づかず、といって離れすぎず、
ゆっくり関係を深めていくのはとても難しいが、少しでも深められた時は感動的だ♬


人が少なかったからか、ボランティアはいつもよりも順調に早めに終わりました。
でも何事も順調にというわけにはいかないのが、子育てです。
事件は夕飯後に起きました。次男と長男が暗がりの中、勝手に出かけたんです。
待ってても帰ってこず、どんどん暗くなっていく一方。主人を探しに行ったのかと、
主人に連絡しても主人は酔っぱらっているのか、変なメールが帰ってくるばかり( ゚Д゚)
しかたなく末の長女を主人の弟と母に任し、次男と長男を探しに行きました。
なんと、近くの人口川でザリガニをとってました( ノД`)何で、今なのか。
帰りながらどれだけ心配したのか、どれだけ危ない行為なのかを説明しました。
もう二度起こらないといいけど、こういう勝手をどうやって止めればいいのか、
難しいものです。主人は真剣に考えてくれないし、他人に愚痴るのは恥ずかしいし


ここからは絵本の話。今日のテーマは借りた絵本、帽子。
『まって!まって!』近藤瞳・作

見かけ通り横長で、子どもの視線で作られていて、文字が少なくて、
小さい子でもわかりやすい絵本です。展開が独特で早く大きい子たちも楽しめます♬
小さい女の子がママとパパとで散歩していると、風がふいて帽子が飛んでいく。
帽子をおいかけて走り出すと。。。猫の行動も面白いです♬
絵がとってもカラフルで、読んでいて楽しくなりますね。


『なすのぼうや』久住卓也・作

また帽子が飛んでいって、おいかけるんだけど、こちらは野菜が主人公♬
なすを始めとするいろんな夏野菜が登場して、今の時期にお勧めな絵本です。
物語の展開も面白いのですが、最後の落ちが最高ですね。
野菜に対する気持ちが変わっていくかも、好き嫌いがなくなりそう。